NUKOLOGをご覧いただきありがとうございます。ケンタロウ(@chagokent)です。

というわけで、今回は超格安ゲーミングパソコンを手にれる(組むとはいわないw)話です。
中古PC+グラボ増設がコスパ最強だと思う
中古PCを選ぶ理由
「パソコンを自作する」となったときには色々と必要な物があります。
- PCケース
- マザーボード
- CPU
- 電源
- メモリ
- グラフィックボード
- OS
ざっくりこんな感じでしょうか。
この中でも地味に厄介なヤツがいます。

こいつがあるだけでどう抗っても1万強かかります。
以前、秋葉原で探し回りました。
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Windows10を最安価格で買う! in 秋葉原価格調査
NUKOLOGをご覧いただきありがとうございます。 ケンタロウ(@chagokent)です。 実家のPC兼テレビをNUC ...
というわけで、ポイントは「OSがインストールされている」「動作しました」な中古パソコンを選ぶこと。
その状態であれば、
- PCケース
- マザーボード
- CPU
- 電源
- メモリ
- OS
は保証されているのであとはグラフィックボードを追加したり、メモリを追加したりすることで性能を格段に向上させることが出来ます。
中古PCの選び方
yahooショッピング、ヤフオク、メルカリ等など中古売買をしているサイト、ドスパラやソフマップ等の中古パーツ販売サイトなら基本的にはOKです。
中古なので基本的にトラブルになる可能性は高いですが、個人出品よりも企業、ストア出品のほうが多少の安心はあるかもしれません。

選んではいけないPC
さて、これらのサイトでパソコンを選ぶのですが、避けるべきPCがあります。
それは「一体型」。
これはグラフィックボードを追加することが難しいためです。
見るべきポイント
さて、実際に中古パソコン見るべきポイントを確認していきます。
- PCケース
PCケースを見る際には、サイズを確認しておきましょう。
後に記述しますが、グラフィックボードの選定に影響します。
Yahooショッピングのカテゴリで言えば、スリム・コンパクトか、タワー型かということです。
個人自作系、高性能よりなものはタワー型に多く、企業のリースアップ品の様な事務メインのものはスリム・コンパクト系が多い(と思う)
- CPU
CPUはIntel core i XXを選んどけばおおよそ外れはない。
ただし、「core i7」と書いてあっても世代はマチマチ。
core i7 920のような3桁表記の物は第一世代、Core i7-2700Kのような「2000系」は第二世代。
同様に3000系、4000系、…というように大体1年毎ぐらいで新しいものになっていき、現在はCore i7-9700のような「9000系」が最新となっている。
リースアップ品(5年周期)を鑑みると今は4000系のCPUが多く出回っているので狙うならcore iXの4000系がねらい目。
それより新しいもの(5000系以降)は個人出品のものが多い印象。
ドスパラさんのCPU一覧に性能のベンチマークがあるので見てもらいたい。
Core i7-920であれば4core 8thread、動作クロックは2.67GHz、TDPは130Wでスコアは447。
僕がメイン機で現在使っているcore i5-4690であれば4core 4thread、3.5GHz、TDPは84W、スコアは679。
第一世代のcore i7よりも第四世代のcore i5のほうが圧倒的に性能が良いし、電気代も安いことが分かります。
ちなみに割と新しいのcore i3 8100は4core 4thread、3.6GHz、TDPは65Wでスコアは724。
最新の9000系は比較表になかったのでスコアは不明ですが、4core 4thread、3.6GHz、TDPは65Wと見た目は変わりませんが、ターボブーストに対応しており、最大4.2GHzで動作し、販売価格は9000系のほうが安いのです。
控えめに言ってめっちゃいいです。お金に余裕がある人は最新パーツで組んでみるのも一興。
- マザーボード
中古パソコンを購入する上であまり気にする必要はないパーツではあります。
基本的にはCPUに対応したマザーボードがセットになっているためです。
グラフィックボードを追加するためのPCI-Ex16も、おおよそ空きスロットになっている(グラフィックボードを搭載していない)か、格下のグラフィックボードが搭載されているはずなので問題はほぼないはず。
- メモリ
メモリは搭載容量を見ればOK。
本来はマザーボードによって対応するバージョンがある(DDR3/DDR4)が中古パソコンで動作済みなので特に気にする必要はない。
搭載容量が4GBだとゲーミングPCとしてはちょっと物足りないと思うので、8GB、あわよくば16GBのモデルを選択すること。
4GBのモデルでもメモリを別途追加してもよいが、上述の通り、DDR3/4を気にする必要があるのでそこだけ注意。
(とはいえ、4000系CPUが載っているモデルを狙うならDDR3でOKなはず)
- 電源
電源は容量が書いてないこともあるので若干バクチ感あるパーツではあるが、メーカーPCとかだと型名で検索すれば容量の記載されているページが出てくるので購入前に一度見てみるとよい。
G-Geekさんの「グラボ別!ゲーミングPCの電源容量の目安」では
グラフィックボード パソコンの推奨電源容量 GeForce GTX1650 300W GeForce GTX1660 450W GeForce GTX1660Ti 450W GeForce RTX2060 500W GeForce RTX2070 550W GeForce RTX2080 650W GeForce RTX2080Ti 650W ミドルスペックまでなら500W、ハイスペック以上なら700W以上を推奨しています。だからどのゲーミングPCを買うにしても700~800W程度の電源ユニットを購入しておけば大丈夫です。
こんな感じで紹介されている。
今回狙うのは1650クラスのグラボなので300W以上の電源が望ましい。
- OS
Windows 10 Home / Proが搭載されているPC
まとめると、core iX 4000系、メモリ8GB以上、Windows10搭載のPCを探すと現状かなりコスパは良いのではないかと思う。
2020年中ごろまで待てば、次の5000系がリースアップしてきそうな気もするので、そこまで待てるのであれば待ってみるのもよい。
が、CPU性能的な話であれば爆伸びしたのは8000系以降なので4000系、5000系の差であればそこまで気にする必要があるわけでもない。
グラボの選び方
さて、グラフィックボードの選び方ですがポイントは2つかなと思います。
PCの電源容量
パソコンパーツの中で電力消費量の多くを占めることになるのがグラフィックボードです。
今回、中古パソコンにグラフィックボードを追加することで格安のゲーミングPCを作り上げることを目標にしていますが、そもそものPCにグラフィックボードを刺す予定ではない場合電源容量が足りないことがあります。
もし電源容量が足りないと「そもそも起動しない」「高負荷時になるとPCが落ちる」という症状が現れるので実際に組んでみて左記のような状態であれば電源を見直す必要が出てきてしまいます。
上記の「電源」の項目にあげた通りですが、事務系のパソコンであれば一番グレードの低い1650クラス(要は補助電源不要)一択。
購入したPCが600Wとかの大容量の電源であったなら、もう少し幅を持たせて選択する余地が出てきます。
ロープロファイル
PCケースで述べたサイズに起因しますが、グラフィックボードにはタワー型に対応している標準サイズのものと、スリム型に対応しているロープロファイルと呼ばれる小さなタイプがあります。
スリム型を選択した場合は、ロープロファイル版でないと装着することができないので注意しましょう。
2.5万円で作ったゲーミングPC
というわけで、今回僕が作ったゲーミングPCについてご紹介します。
購入した中古PC
今回はヤフオク!で購入しました。
Dellの【Inspiron 3847】というモデルで落札価格は送料やクーポン諸々込みで18,556円でした。
スペックはこんな感じ。
OS | Windows 10 Home 64bit | CPU | Intel Core i7-4790 CPU 3.60GHz |
---|---|---|---|
メモリ | 16GB | ストレージ | HDD1.0TB |
グラフィック | NVIDIA GeForce GT 720 | ディスプレイ | 無 |
オフィスソフト | 無 | カラー | ブラック系 |
動作 | 通電、DVD-R読み書き、 USBポート、音声出力、Wi-Fi、正常 |
コンディションランク | C 一般中古 |
CPUが第四世代の中でもかなり優秀なcore i7-4790で、メモリも16GB。OS込み。
電源容量の記載はありませんでしたが、Inspiron 3847で検索して恐らく300Wだろうということで落札しました。
コレは買いだ!と思った理由としてはcore i7-4790のCPU単体の価格がドスパラの中古パーツ販売価格で17,000円程度で売っていたことです。

万が一電源が足りなくても、ミニタワー型だったので電源の変更も容易という判断で購入しました。
また、地味にうれしい点としてWiFiに対応している点。我が家では有線LANを部屋に這わせていなかったので先日買った中継器を使う予定でしたが、その心配は不要でした。
グラフィックボード
グラフィックボードはGTX1650の前身であるGTX1050を選択。
GTX1050も一応300Wで動作可能という記事をいくつか見たので、イチかバチか。(まぁダメなら電源交換対応で行こう、と)
お値段メルカリで7,000円の8%ポイント還元で実質6,440円でした。
ベンチマーク
FF14用ということで、FF14のベンチと15のベンチの比較。
GT720 | GTX1050 | |
FFXIV 漆黒の反逆者(ノートPC標準) | 2249(普通) | 10865(非常に快適) |
FFXIV 漆黒の反逆者(最高品質) | ー | 7144(非常に快適) |
FFXV Windows EDITION | ー | 3442(普通) |
見ていただければわかる通り、GTX1050に変えることで性能が劇的に上がっていることが良くわかります。
実際のゲームプレイでは最高品質にすると少しFPSが落ちてしまいましたが、設定を少し下げてFPS60をキープでき、満足できる画質のレベルで遊べています。
また、グラフィックに直接関係はないですが、core i7-4770のCINEBENCH R20のスコアは1702でした。
まとめ 24,996円で大満足
というわけで、まさかの2.5万円を下回る価格でFFXIVを遊べるゲーミングパソコンが手に入ってしまいました。
実はこの続きがさらにありまして。
実際、FFXIVをやるぐらいだったらcore i7-4770は若干オーバースペック気味ではあるんです。
なので、今のメインPCで使っているcore i5-4690と変更予定。まぁスペック差は殆どないんですが、メイン機のほうがサブ機より性能低いってどうなの?という個人的な理由です。
最新パーツを使えばまた違った楽しみもありますが、中古パーツで格安で組んでみる、サブPCを組んでみる、子供用PCを組んでみるのもなかなか楽しいので良かったら試してみて下さい。